健康診断

先日、会社の健康診断を受けてきた。年1で、検査内容も全く変わり映えしない。なので今さら改めて思うこともない、と思いきや、意外とあった。

 

採血

一度注射器に血液を溜めてから検査用の容器に分けていくパターンと、注射針から直接容器に溜めるパターンがある。

今回は後者だったけど、このやり方が苦手だというのに気づいた。それは、容器の中に血液が噴き出すのが見えてしまうからだ。前者は少しずつ吸い出すからまだ見ていられる。
他人のももちろんだが、自分の血も見るのは好きではない。だから採血の間目を逸らしていればいいだけなんだけど、心の準備ができないまま刺されたくないので、針が刺さるときは見てしまい、その流れで見続けてしまう。

・・・目線を逸らす間がないなら、目をつぶればいいのか?

 

心電図

体のあちこちに吸盤を着脱するとき、何度受けて分かっていてもくすぐったくて力んでしまうし、笑いそうになってしまう。計測すぐのときは、絶対にそのせいで波形がおかしくなっていると思う。まぁそれくらいは検査する方も織り込み済みだとは思うけど。

しかも、そうやってふざけて見えてしまうときに限って、ちょっとピリピリしているように見える看護士さんだったりして、余計に申し訳なくなってしまう。

ちなみに、今回は違ったけど、検査後に外しやすくするためなのか、先に軟膏のようなものを塗ってから吸盤を付けることもある。そうすると軟膏がカバーとなってくすぐったさが軽減する。その代わり、軟膏を塗るときにくすぐったくなるので、結果としてはあまり変わらないのだけど。

 

視力検査

機械をのぞき込んで、おなじみ"C"の開いている向きを答えるやつ。

よく考えると、これで測れるのは視力の良し悪しだけだ。「視力検査なんだから当たり前じゃん」と思うけど、目の不調や障害はそればかりではない。乱視とか視野が欠けているといった異状はこの検査では判定できないし、申告する流れにもなっていない。(もしかすると、言えば備考欄的なところに書いてくれるのかもしれないけど)

眼科に限らないけど、身体の不調・変化を自覚しているなら健診まで待たずに自分から病院に行くはずだから、この場で言われても「ええ分かっていますとも」と思わずにはいられないのではなかろうか。

 

歯科検診

私の会社の健康診断では歯を診ないが、これが世間一般なのだろうか、とふと思った。記憶を遡ってみるが、小学生の時は受けていたが、早くも中学生の時の記憶はない。高校や大学の時も同様だ。

自分について言えば、体質のせいなのか口内環境が悪くなりやすいようで、ほとんど言われるがままに月1ペースで歯医者さんでチェックを受けている。

記憶に残っている小学校の時の検診では、虫歯の有無・進行度合いのチェックだけだったけど、他の健診項目も特別細かく検査しているというわけでもなさそうだし、年に1回くらいはそれだけでも診ておくようにすればいいのに、と思ってしまう。

 

こうして書いていると、健診って前日からの準備とかその間に溜まるであろう仕事のことを考えなきゃいけない割には「とりあえず基本的な項目を形として受けさせている」感が否めないなって、ほんの少し虚しく感じてしまった。