酒のつまみをアテに酒を飲まない。

何を言っているのかよく分からないタイトルだけども、そんなことがあってもいいじゃないか。
というか、自分の中では割と自然なことだと思っていたんだけど、他の人からしたらそうではなかった、という一例の話。

 

なるべく日々の食事は外食ではなく少しでも自分の調理を加えて作ろうと心がけているものの、残業が長引いてその意欲が無くなる日ももちろんある。そういうときは出来合いのお惣菜を温めるだけ、いわゆる「中食」に頼る。

よく買うお惣菜のレパートリー(?)の1つに焼き鳥がある。それを夕食だけでなく、職場で昼食に食べる弁当にも白ごはんとともに入れる。*1 そんな弁当を食べている私を見て、職場の先輩に「なに、酒のつまみでご飯食べてるの?」と驚かれたことがある。

確かに焼き鳥を食べ物メニューのメインに据える居酒屋はあるし、串に刺さった焼き鳥を食べながらビールをグイッと飲むシーンもありがちだ。でもタレにしろ塩にしろあの味付けは間違いなく白ごはんが進むではないか。そんなに奇異に感じることなんだろうか…?

 

またある時、コンビニで柿ピーを買おうと思いお菓子売り場の米菓ゾーンに行ったら、1つも無かった。売り切れているのではなく、そもそも並べられる隙間が無い。いくらコンビニには売れ筋商品しか並ばないとはいえ、1種類も柿ピーが無いことなどあるだろうか、と少し意地になって他の売り場を探したら、お酒のおつまみの売り場にスルメイカビーフジャーキーといった乾き物と一緒に並んでいた。「柿ピー、お前も(おつまみグループの一員)かよ!」と思わず心の中でツッコんでしまった。

 

飲み会の場でも、できるだけ周りに気づかれないように飲む量をできるだけ抑えようとするくらいにはお酒が苦手な私にとって、このように世間的に「お酒のおつまみ」として括られているものも「焼き鳥は惣菜売り場に並んでいるから食事のおかず」「柿ピーは米菓売り場に並んでいるからお菓子」とカテゴリ分けしてしまう。

「非・酒飲みには肩身の狭い世の中だ!」と言うつもりは全く無い(現にスーパーでは自分の中のカテゴリ通りの場所に並んでいるのだから)けど、気づいてしまうとちょっと引っかかってしまう、日常の些細なポイントの1つである。

 

と、ここまで書いてきて、これまで買って食べた中で「これは白ごはんには合わないわ…」と思ったのが1つあった。
マグロを小さめに角切りにして、多分ショウガの風味を含ませた醤油で煮た?もの。これだけ聞くととても美味しそうだし、当時の私も見つけたときは「これは良いものを見つけた♪」なんて上機嫌だったのだが、いざ食べてみたらしょっぱすぎて一食にいくつも食べられなかった。
残念ながらご飯のおかずとしては見られなかったけど、あれには日本酒が合うに違いない。飲めないけど。

*1:串に刺したまま入れるので蓋が閉まらないのものの、ランチクロスに包んでちゃんと結んであるので中身が四散することは無い。念のため。